【BlockBeats】最近3日間のオンチェーンデータがちょっと面白い。ビットコインの実現価格分布(URPD)を見ると、本当に大規模な売りが出たコストレンジは88,000~89,000ドルで、3日間で64,334BTCが売られた。しかし、これが一番激しいわけではなく、むしろポジションが最も集中している価格帯はほとんど動いていない。
今回の下落では、主に高値掴み組が損切りしている。遠くで利が乗っている古参ホルダーや、さらに高値で捕まっている不運な人たちは、パニック売りしていない。その一因は、短期や高頻度の資金が強制的に損切りされたこと、もう一つ重要なのは、デリバティブのマーケットメイカーの取引メカニズムが短期的なボラティリティを拡大させたことだ。
オプションのネットプレミアムのヒートマップを見れば一目瞭然で、82,000~87,000ドルのレンジにはPut売り注文が大量に積まれている。BTCが82,000ドルに近づくと、マーケットメイカーはメカニズムによって現物を買わざるを得なくなり、ここで下支えが発生している。