借金の返済に失敗する人が多い理由について、ようやくあることに気づきました。私たちの多くは、人間として考えるべきところを、会計士のように考えてしまっているんです。



以前の私は、金利がいちばん高い借金から先に片づけるタイプでした。紙の上では完全に理にかなっているでしょう? 5% APRの$9,000の学生ローンをひたすら返している一方で、2.50%の小さな$1,500の借金は後回しにしていました。計算上は、利息の支払いを数百ドル、数千ドル単位で節約できるはずだったんです。ところが、実際に起きたのはこうです――私は「どこにも進んでいない」感覚になりました。月がたつたびに、その$9,000の残高はほとんど動かない。ゴールラインが、どんどん遠ざかっていくんです。

そこで、同じ問題に対するデイブ・ラムジーのやり方に出会いました。彼の「デット・スノーボール(負債の雪だるま)」の考え方は、台本を丸ごとひっくり返します。個人のファイナンスは「20%が数学で、80%が行動」だと言う彼は正しいです。始める前にやめてしまうなら、完璧な数学的戦略なんて要りません。

スノーボール方式は、見た目以上にシンプルです。借金をすべて、金額の小さい順から並べます。金利は無視して、とにかく最小の借金を、手にあるすべてを使って最初に攻めます。その間、他の借金は全部、最低返済額だけ払っておく。最初の借金が消えたら、その返済額の全額を次に小さい借金に回します。ここで勢いがつくんです。

私にとって変わったのは、心理面でした。$1,500の借金が完全になくなるのを見ると、本当の勝ちを実感できたんです。急に「これが実際に機能している」証拠が手に入りました。そこでスノーボールが転がり始めます。やる気が出て、コミットを続けられて、前に進み続けられる。

もしこのラムジー流のデット・スノーボール方式を試そうとしているなら、絶対に譲れない条件(non-negotiables)があります。まず、すぐに新たな借金を増やすのをやめること。言われれば当然のように聞こえますが、多くの人は実際にはできていません。次に、定期の支払いを自動化して、あなたの注意を本来のミッションからそらさないようにすること。3つ目は、整理すること――すべての借金を書き出し、残高、金利、支払期日を全部メモすることです。スプレッドシートでも、ノートでも、なんでもいい。とにかく「現実の記録」にすること。

4つ目に大事なのは、1つの借金に一度に集中することです。支払いをあれこれ分散させたくなる気持ちはわかりますが、それはすべてを薄めるだけ。小さな勝利が積み重なっていく必要があります。そして最後に、1つの借金を完済したら、浮いたお金をそのまま散財してお祝いしないでください。そのお金を次のターゲットに、そのまま直行で回します。

中には、2つ目の借金を1年で片づける人もいます。7年かかる人もいます。でも本当にやり遂げる人たちは、「完璧」ではなく「進歩」があなたを前に進め続けるものだと理解しています。これが、デット・スノーボール戦略の本当の強みです。数学的に最適であることが目的ではなく、実際に勝つまでモチベーションを維持し続けることが大事なんです。
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