市場は弱気、最近の7つの注目新規上場プロジェクトを振り返る

2025-12-11 09:04:07

作者：Asher

Zama 自家プラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

Zamaは全同態暗号化（FHE）技術に特化した企業であり、この技術はプライバシーコンピューティング分野で最も革新的な一つとされている。現在、Zamaは2回の資金調達を完了し、総額は1億3000万ドルに達している。そのうち、2024年3月には7300万ドルのシリーズA資金調達を完了し、Multicoin CapitalとProtocol Labsが共同リード投資を行った。2025年6月には、5700万ドルのシリーズB資金調達を発表し、Blockchange VenturesとPantera Capitalがリードした。

参加ガイドと詳細規定

オークション事前登録リンク：https://www.zama.org/auction；

オークション方式：シール封印のオランダ式オークション（詳細は「Zamaの一般販売は複雑？シール封印オランダ方式を理解する」記事参照）；

オークション期間：1月12日から15日まで開催、1月20日から受け取り開始；

一般販売割当：トークン総供給量の10%、うち8%はオークション、2%は固定価格販売（1人あたり最大1万ドル）；

ロックアップ状況：オークションで購入されたZamaトークンは完全にロック解除される。

Octra、Sonarプラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

Octraはプライバシーに特化したL1プロジェクトで、隔離実行環境をサポートするFHEブロックチェーンネットワークを展開する。トークン配分は、早期投資者が18%、Octra Labsが15%、残りの67%はコミュニティに配分される。コミュニティには早期ユーザー、バリデーター、エコシステム資金、Echo参加者、今回の公開販売も含まれる。単一投資者の保有比率は3%を超えない。

2024年9月、Octraは400万ドルのPre-Seedラウンド資金調達を完了し、Finality Capitalがリードした。Big Brain Holdings、Karatage、Presto、Builder Capitalなども参加。

参加ガイドと詳細規定

OctraはSonar（Echoが設立し、最近Coinbaseに買収されたICOプラットフォーム）上での公開トークン販売を発表：

公式トークン販売プラットフォームアカウント：https://x.com/echodotxyz（具体的な販売ウェブサイトは未公開だが、アカウント登録は既に可能）；

開始日時：12月18日；

販売数量：トークン総供給量の10%、ただし、チームによると、需要が高い場合は配分比率が増加する可能性もある；

販売方式：固定価格0.2ドル、今回の募集額は2000万ドル、完全希薄化後の評価額（FDV）は2億ドル；

ロック解除：未発表。

Rainbow、CoinListプラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

RainbowはWeb3ウォレットプロジェクトであり、シンプルで直感的かつ安全なユーザーインターフェースを提供し、NFTコレクション、DeFiアプリとの連携、クロスチェーンブリッジを容易に管理できるよう支援する。Rainbowは「楽しい、シンプル、安全」をコンセプトとし、Web3向けに特化した「Robinhood」のような設計であり、初心者の暗号通貨世界への参入障壁を低減する。ENSドメインの統合もサポートし、モバイルとデスクトップ両方でシームレスな体験を提供。

現時点で、Rainbowは約2000万ドルの資金調達を完了。

参加ガイドと詳細規定

RainbowはCoinList上での公開トークンセールを発表：

販売ウェブサイト：https://coinlist.co/rainbow；

開始日時：北京時間12月12日深夜1時；

販売数量：トークン総供給量の3%、つまり3000万RNBWトークン；

販売方式：固定価格0.1ドル；

ロック解除：TGE時に全て解放（米国ユーザーはTGEの1年後に解放）；

最低投資額：100ドル。

Gensyn、自社プラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

Gensynは分散型AIシステム向けのオープンネットワーク。2022年3月、Gensynは650万ドルのシードラウンド資金調達を完了し、Eden Blockがリードした。2023年6月には、4300万ドルのSeries A資金調達を完了し、a16zがリードした。

参加ガイドと詳細規定

トークン販売ウェブサイト：https://token.gensyn.network/；

開始日時：12月15日；

販売数量：トークン総供給量の5%（うち販売分は3%、追加報酬分は2%）；

販売方式：評価上限付きのイギリス式オークション（最低評価額は100万ドルのFDV、各トークン0.0001ドル、最高評価額は10億ドルのFDV、各トークン0.1ドル）、最小価格単位は0.0001ドル；

ロック解除：TGE時に全て解放（米国ユーザーはTGEの1年後に解放）、ロックインを選択したユーザーは追加で10%のトークン報酬を得ることができる；

最低投資額：100ドル。

Infinex、Sonarプラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

Infinexは、Synthetix創設者のKain Warwickによって2024年4月に立ち上げられた分散型金融プラットフォーム。CeFiとDeFiの境界を打ち破り、中央集権型取引所と同様のスムーズなユーザー体験を提供しつつ、非托管性とセキュリティを維持することを目指す。

参加ガイドと詳細規定

2023年11月27日、Synthetix創設者のKain Warwickが新プロジェクトInfinexのTGEを間近に控え、Sonar上での公募を計画していると正式に発表。FDVは3億ドル、INXトークンの供給の5%を販売し、目標資金は1500万ドル。プラットフォームはSonarを採用。

公式によると、本次公募には保証枠と抽選配分の2つの参加方法がある。保証枠は流動状態（アンロック済み）Patron NFTを保有するユーザー向け。具体的な保証戦略は以下の通り：

Patron NFT 1個：2000ドルの配分枠；
Patron NFT 5個：15000ドルの配分枠；
Patron NFT 25個：10万ドルの配分枠；
Patron NFT 100個：50万ドルの配分枠；

配分は累積方式に従う。例えば、流動状態のPatron NFTを32個所有している場合、あなたの配分は：100000 + 15000 + 2000 + 2000 = 119000ドル。

抽選配分は全てのユーザーを対象とし、誰でも応募可能。ルールは以下の通り：

最低認購額は200ドル、最大認購額は5000ドル；

認購数が上限を超えた場合は抽選での配分となる；

当選した注文は全額配分される。未当選の注文は自動的に返金される。

また、今回の公募には1年のロックアップ制限があるが、早期解禁の条項も設けられている。具体的な早期解禁の設計は以下の通り：

TGE時に早期解禁を選択した場合、10億ドルのFDV価格で認購となる；

1年のロック期間中、その価格は線形に下落し、当初設定の3億ドルに向かって推移。

もしINX上場後の取引価格がリアルタイムの早期解禁価格を上回る場合、一部の参加者は早期に解禁を選択し、解禁曲線を滑らかにすることも可能。

Fogo、自社プラットフォームで新規上場

プロジェクト概要

FogoはSolana VMM（仮想マシン）ベースの新しいLayer 1ブロックチェーン。既存のブロックチェーンの性能ボトルネックを解決し、より効率的で低コストな取引体験を提供することを目的とする。Fogoはすでに種子輪およびコミュニティ輪での資金調達を終え、総額は1350万ドル。

参加ガイドと詳細規定

トークン販売ウェブサイト：https://presale.fogo.io/、USDC送金機能は既に利用可能。事前にUSDCをFogoウォレットに送金（送金チュートリアル：https://community-docs.fogo.io/getting-started/transferring-to-fogo）；

開始日時：12月17日；

販売数量：トークン総供給量の2%；

販売方式：先着順、価格未定；

ロック解除：TGE時に全て解放（米国ユーザーはTGEの1年後に解放）、ロックインを選択したユーザーには追加で10%のトークン報酬；

最低投資額：100ドル。

Football.Fun、LegionプラットフォームとKraken取引所で新規上場

プロジェクト概要

Football.Funはスポーツ予測市場プラットフォームで、Baseネットワーク上に展開。7月18日、Football.Funは200万ドルのシードラウンド資金調達を完了。投資者はスポーツ分野の投資会社6th Man Ventures（6MV）がリードし、他にはDevmons、Zee Prime Capital、Sfermion、The Operating Groupなど。