USDC 発行方 Circle が正式に IPO 申請を提出し、ステーブルコインの発展のマイルストーンとなる可能性があります。

‍CircleはUSDCの発行者であり、ニューヨーク証券取引所にAクラス普通株を上場する予定で、株式コードは「CRCL」です。

ソース: cryptoslate

翻訳：ブロックチェーンナイト

4月1日にアメリカ証券取引委員会（SEC）に提出された書類によると、Circleは正式にS-1申請を提出し、初回公開株式（IPO）を行うことになりました。

CircleはUSDCの発行者であり、ニューヨーク証券取引所にAクラス普通株を上場する計画です。株式コードは「CRCL」です。

この目論見書に従い、CircleはクラスA普通株式を非公開で発行し、特定の既存株主も株式を売却登録します。 1株当たりの予想価格帯は未定です。

Circleの株式売却による収益は会社に帰属しますが、既存の株主による株式売却の収益は会社に帰属しません。モルガン・スタンレーとシティグループがリードする引受業者は、オーバーアロットメントをカバーするために追加株式を購入する30日間のオプションを持っています。

この提出された文書に含まれる財務データは、Circleの最近の業績に対する最も詳細なビューを提供しています。

2023年12月31日をもって、会社の総収益と準備収入は168億USDに達し、2023年の145億USDおよび2022年の77.2億USDを上回りました。

2024年の大部分の収入はUSDC支持資産に関連する利息準備収入から得られます。2024年の運営費用総額は4.917億ドルで、その大部分は給与（2.634億ドル）、一般及び管理費（1.373億ドル）、および情報技術基盤（2710万ドル）に使用されます。

2024年の継続的な営業収益は1.569百万ドルで、2023年の2.715百万ドルを下回りますが、2022年の7.618百万ドルの損失に比べて大幅に改善されています。2024年の調整後EBITDAは2.849百万ドルです。

Circleは、430万ドルのデジタル資産の損失と減損を記録し、主にそのコアビジネスとは無関係な収益から5440万ドルのその他の収入を報告しました。

登録草案は、会社の加重平均流通株数と1株当たり利益の数字をまだ確定していません。

招股説明書に記載されているように、CircleはIPOの収益を一般的な企業用途、製品開発、運営資金、事業拡大、潜在的な買収に使用する計画です。IPOの価格設定と株式配分のスケジュールはまだ公表されていません。

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上場後、会社は三層の株式構造を採用します。IPOで提供されるAクラス株は、1株につき1票の議決権を享有します。共同創業者のジェレミー・アレアとパトリック・ショーン・ネビルが保有するBクラス株は、1株につき5票の議決権を享有しますが、総議決権の上限は30%です。

Cクラス株は議決権がなく、特定の状況下で転換可能です。Bクラス株は許可されたチャネルを超えて譲渡されるとAクラス株に転換されます。

この構造は、Circleが上場後にニューヨーク証券取引所のガバナンスルールに基づいて「コントロール会社」と見なされないことを保証します。

Circleは、今回の提出書類の前に、その上場計画が何度も延期されており、2021年に終了した特殊目的買収会社（SPAC）との合併を含んでいます。この発行は、従来のIPOへの初めての試みを示しています。

この提出書類は、Circleの株式が以前に公開市場に出回っていなかったことを裏付けています。 同社の上場計画は、ステーブルコインの採用が進み、規制当局からのデジタルドルインフラへの関心が高まる中で行われました。

CircleのIPOは依然として規制の審査を受け、マーケットコンディションの影響を受ける必要があります。株式の数量や1株あたりの評価額を含む価格設定の詳細は、上場日以前の更新文書で公表されます。