アカウントが7000Uから7万Uに増えた話は、なかなか励みになる話です。でも正直なところ、これは特別な技術とかではなくて、後になってやっとわきまえたことです。

振り返ってみると、その期間に契約で2連続で爆損し、一気に約4万Uを失い、心が完全に崩壊しました。アカウントはわずか7000Uになり、逆転を考えるのも少し欲張りに感じられ、ましてや大きなポジションなんてとても無理でした。仕方なく、少しずつゆっくりやるしかありませんでした。

その後数日間、私は時間をかけて振り返り、自分の過去の失敗した取引を一つ一つ分析しました。最終的に出した結論は、「もう二度と無茶をしない。賭けない。無理をしない。」ということです。この認識の変化が、その後の取引の全てを変えました。

最初の資金はETHのロングで稼ぎました。エントリーのタイミングは完璧ではなかったですが、底値を捉えるポイントはかなり正確でした。私は3倍のレバレッジを使い、その時他の人たちは控えめにして動かなかったのに対し、私は迷わずにエントリーしました。少額でしたが、その利益が自信となり、次に進む原動力になりました。

本当の転機はBNBのショートで訪れました。その相場は非常に見通しが良く、下に向かって一直線でした。私はずっと空きポジションを持ち続け、追加でポジションを持つことも、コストを平均化しようとは考えず、ただ静かに持ち続けて、最終的に24000Uの利益を得ました。その瞬間、私はふと悟りました。「こうやって落ち着いてやることもできるんだ」と。

その後、BTCの誘導的な上昇相場も経験しました。シグナルがあまりにも明白だったので、事前にチャートを監視し、チャンスが来たら分散して空売りを仕掛け、最終的に30000Uを獲得しました。何度も取引を重ねるうちに、私の取引に対する理解は完全に変わりました。

本当の変化は、市場が単純になったわけではなく、私の思考方法が変わったことにあります。私は空のポジションを受け入れ、いくつかのチャンスを見逃すことも平気になり、すべての波動を利益のチャンスと捉えるのではなく、システムの一部として捉えるようになりました。

今の私の取引のロジックは非常に固定化されています。単一のポジションは常にアカウントの10%以内に抑え、損切りと利益確定の価格はエントリー前に決めておき、エントリーしたら結果を待つだけで頻繁に調整しません。ポジションの解消も自然な結果として受け入れるようになり、それを意図的に追い求めるものではなくなりました。

今振り返ると、あの7000Uは決して小さな額ではありません。この資金でアカウントを増やせるかどうかは、スタート時の資金の多さではなく、爆損の経験から本当に何かを学び取ったかどうかにかかっています。

誰かに秘密を教えたいわけではありませんが、たまに聞かれることがあるので、自分の経験を話すこともあります。ただ一つ強調したいのは、「取引のロジックを本当に理解するまでは、絶対に全資金を賭けてはいけない。契約取引を単なるギャンブルや金儲けのゲームにしてはいけない」ということです。