最近、ココア市場を見てみると、かなり変動が起きていることがわかります。価格は大きく下落しており、NYのココアは11%以上、ロンドンのココアも最近約10%下落しています。この下落の主な要因は、西アフリカの輸出業者が収穫期に先立ちヘッジを確定させていることのようです。また、ドルの強さも商品価格に圧力をかけています。



興味深いのは、コートジボワールやガーナの天候が実際にはかなり良好で、昨年と比べて収穫が良くなる可能性があることです。農家からは健康的な豆の報告があり、豆の数も過去5年平均より約7%多い状況です。これが今日のココア価格に下押し圧力をかけています。一方、主要なココア生産国のナイジェリアは、2025/26年度の生産量が約11%減少すると予想しており、これが価格を支える要因となっています。ただし、全体的な収穫期待には十分に反映されていません。

在庫も変動しています。昨年12月には9.75ヶ月分の最低水準を記録しましたが、その後回復しています。ただし、世界的な供給状況は引き締まりつつあり、ICCOは余剰予測をかなり引き下げています。また、ヨーロッパの森林破壊防止法が1年遅れることも、規制圧力の一部を取り除き、価格を支えていた要因です。

需要面では弱含みです。アジアのココア粉砕量は前年度比で17%減少し、過去9年で最悪の第3四半期となっています。ヨーロッパも粉砕量が減少しています。つまり、供給は改善している一方で、需要が弱まっているため、最近のココア価格の下落傾向が続いているのです。複数の要因が同じ方向を指している、市場の状況と言えるでしょう。
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