MetaはNFT分野への進出を一時停止すると発表

Metaのコマースおよび金融技術責任者であるステファン・カスリエルによると、同社は他の分野を優先しており、その結果、非代替性トークン（NFTs）の追求を断念している。

「いくつかの製品ニュース：会社全体で、私たちが優先順位をつけるものを慎重に見直しています。現在、デジタルコレクティブル（NFTs）の取り組みを縮小し、クリエイターや人々、企業をサポートする他の方法に集中します」とカスリエルは述べた。

カスリエルによると、クリエイターや企業がユーザーベースとつながり、収益化する機会を創出することは引き続き優先事項である一方、同社は大規模に影響を与えられる分野に焦点を当てる予定だという。カスリエルは、「Reelsのメッセージングと収益化の機会」などの製品ラインを挙げた。

Metaは、デジタル通貨ウォレットのNoviとともにNFTマーケットプレイスを立ち上げることも検討していたが、これも「放棄された」(、NFT推進の重要な要素となる予定だった。同時に、MetaのFacebookとInstagramは、過去2年間にわたりNFT製品の試験運用を行い、「クリエイターエコノミーのためのより多くの機会を創出する」ことを目指していた。

FacebookとInstagramの計画は、単なる統合にとどまらず、クリエイターやユーザーがNFTを楽しみやすくするための機能追加も検討されていた。

Metaは、ユーザーフィードバックに基づき、InstagramとFacebookの両方にNFTを追加することを示唆しており、クリエイターはNFTが「自分の作品やファンとの関係、収益化をコントロールするのに役立つ」と述べている。

2022年11月の時点では、MetaはユーザーがInstagram上でNFTデジタルコレクティブルを作成し、それをInstagram内外のファンに販売できるようになると発表した。

同社は、プラットフォーム上でNFTを作成する機能の追加も検討していた。最新の計画のアップデートでは、Metaはユーザーがコレクティブルを作成・展示できるようにしていると述べた。作成はPolygonブロックチェーン上で行われ、SolanaブロックチェーンやPhantomウォレットとの連携も進行中だという。

InstagramのNFTには、OpenSeaマーケットプレイスからのコレクション名や説明などの追加メタデータも含まれる予定だ。

アフリカでは、Instagramは2022年8月にNFTに関するテストを開始し、Ethereum、Polygon、Flow上でホストされるPFP（プロフィールピクチャー）NFTのサポートを発表した。

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