仮想通貨界で1年以上活動しているのにまだ迷いながら続けている友人へ、ちょっと話をしたいと思います。これは励ましの自己啓発ではなく、市場で10年以上の経験を通じて何度も検証してきた生き残るための法則です。

まずは少額資金の運用について。20万円以下の元本で、毎日取引して短期利益を狙おうなんて考えないこと。一年に一度のメイン上昇波を掴めれば十分です。高頻度の操作は時間コストによりじわじわと死に追いやられるだけです。あなたはマーケットメイカーではないのですから、試行錯誤の損耗に耐えられません。

次に認知の壁——理解できないお金は絶対に稼げません。まずはシミュレーション口座で恐怖、欲、迷いを徹底的に耐え抜きましょう。感情が仮想口座で崩壊しても構いません。でも本物のお金を投入して一度でも心が乱れたら、資産は一瞬で消える可能性があります。

大きな好材料が出たときは特に注意が必要です。情報が出たその日にまだ動かないなら、翌日の高騰を見て迷わず売ること。今の時代、「好材料の実現」は大きな相場転換点になりやすいです。一度欲を出すと深くハマることもあります。

祝日前には必ずポジションを減らすか、時には全部手仕舞いします。長年の経験から証明されているのは、休暇期間は絶対に稼ぎ時ではなく、リスクの方がチャンスよりも大きいということです。

中長期の運用は買ったら放置ではありません。十分な現金を手元に残し、価格が上昇したら少しずつ売却し、大きく下落したらゆっくりと買い戻すこと。信念だけで無理に耐え続けて最後は「引き受け役」になってしまう人が多すぎます。

短期取引は動いている通貨だけを見れば十分です。取引量とボラティリティに注目し、取引量不足や動きの小さな通貨は資金の罠です。いくら努力しても無駄です。

下落のスピードは反発の速さを教えてくれます。ゆっくりとした下落はゆっくりとした反発に対応し、急激な下落は素早い反発をもたらします。リズムを間違えると、どんな良いエントリーポイントも無意味になります。

間違ったら潔く損切りをしましょう。損切りは最優先事項です。元本さえ残っていれば、チャンスは常にあります。無理に耐え続けることは、市場にすべてのコントロールを委ねることになり、最終的にはどんどん深みにはまるだけです。

短期取引なら15分足のチャートで十分です。パターン認識とKDJ指標を使ってエントリーとエグジットを見つけ、他の派手なテクニカル指標はリズムを乱すだけです。

最後に最も重要なこと——複数の手法に欲を出さないことです。取引戦略は何百通りもありますが、安定して稼ぎ続けている人は実は2〜3の方法だけでやり通しています。効果的なシステムを繰り返し実行する方が、十個のシステムを学ぶよりずっと役立ちます。複利はこうした集中から生まれるのです。

仮想通貨界の船はいつもここにあり、帆を上げて人を待っています。あなたは準備ができましたか？