ご紹介 | VISA、銀行向けに法定通貨担保型トークンをトークン化するプラットフォームを立ち上げ

VISAは、金融機関がブロックチェーンネットワーク上で法定通貨担保型トークンを発行・管理するのを支援する新製品「VISA Tokenized Asset Platform（(、VTAP)）」の開始を発表しました。

BitKEの報道によると、最近VISAトークンが世界中の企業にもたらした電子商取引収益の増加が$40 億ドルを超えたことを明らかにしたVISAは、新プラットフォームが金融機関による法定通貨担保型トークンの発行と管理を支援するために設計されたと述べています。

VTAPソリューションは、VISA Developer Platform上で、参加する金融機関パートナーがVTAPサンドボックス内で独自の法定通貨担保型トークンを作成し、実験できるように提供されているとVISAは説明しています。

「VISAは世界中に15,000以上の金融機関のグローバルネットワークを有し、200以上の国と地域で法定通貨のシームレスな取引を支援しています」とVISAは述べています。

「現在VISAは、スマートコントラクトなどの新技術に関する専門知識を活かし、銀行がブロックチェーンネットワーク上で法定通貨担保型トークンを発行・移転できるようにしています。」

VISAの社内ブロックチェーン専門家によって開発されたVTAPは、銀行が安全かつシームレス、効率的に法定通貨をオンチェーン化するためのB2Bソリューションです。

システムの統合は容易で、ユーザーは運用ワークフローに応じて追加機能を実装することができます。

VTAPはまた、銀行がトークン化預金やステーブルコインなどの法定通貨担保型トークンをミント、バーン、転送し、さまざまなユースケースを試すためのプラットフォームも提供します。これはテスト環境で提供されており、2025年には本番プログラムのサポートや、参加銀行がエンドカスタマー向けにローンチする準備が整い次第、対応予定です。

参加銀行は、既存の金融インフラを常時稼働型でより効率的に強化するために設計されたAPIを通じて、VTAPサービスの全スイートにアクセス可能です。

このプラットフォームは、銀行が自社の法定通貨担保型トークンをスマートコントラクト内で活用できるよう設計されており、プログラム可能なユースケースに対応します。

VISAは、VTAPプラットフォームを利用する銀行が異なるブロックチェーン間で相互運用性を実現できるようにすることをビジョンとしています。