ビットコインの半減期が過ぎてからかなり経つのに、みんなが待ち望んでいた大相場は来ず、結局高値から三割も下落して、今は9万付近でもたもたしている。これを見て安心できる人はいないだろう。

でも、この値動きを本当に分析すると、特に異常なことでもない。感情はジェットコースターのようで、ちょっと前にびっくりしたばかりで、まだ息を整えている最中、足元もおぼつかないから、次に上に行くのか、さらに下を試すのか、はっきりしないのは当然だ。

今後どうなるかについて、私はこう理解している：

① サイクル面
今は一番辛い時期で、騒がしく上下しつつ、みんな乗りたいけど捕まるのが怖い状態。

② ローテーション面
お金には気分があり、安いところに流れる。
ビットコインが安定した後は、資金が自然と他のセクターへ流れる。
イーサリアムのL2ロック総額はすでに800億ドルに達しているし、DeFiやAI+ブロックチェーンもそろそろ爆発しそうな雰囲気だ。
オンチェーンでどこが熱くなっているかを見ておけばいい。

③ マクロ側
FRBの12月利下げ確率はすでに90%近く、これはリスク資産にとって明らかに好材料。
インフレが急に上がらなければ、市場は基本的にポジティブになりそうだが、
もしFRBが急に態度を変えたら、短期的にまた揺れるかもしれない。

④ テクニカル面
本当に出来高を伴って上に抜ければ、資金とセンチメントが一気に盛り上がるだろう。
抜けられなければ、一度下に戻ってサポートを探す必要がある。
ここ数日、大口ウォレットや取引量などのデータは注視する価値がある。

⑤ センチメントとリスク
今は誰もが敏感で、むしろ恐怖寄りのセンチメントだが、こういう時ほど安値拾いのチャンスが生まれやすい。
ただし、リスクも確実に存在しており、規制やプロトコルの脆弱性など、どれが出ても大きな問題になり得る。