摩尔线程共同創業者の李丰がかつてトークン発行に関与し、1500 BTCの未返済があったと報じられる

12月7日、Foresight Newsの報道によると、「国産GPU第一銘柄」とされる摩爾线程（Moore Threads）は12月5日に科創板に上場した初日に株価が約470%急騰し、時価総額は3,000億元を突破して市場を沸かせた。新規上場抽選（打新）で1ロットを当てた投資家は26.7万元の純利益を得ており、テンセントやバイトダンスなどの投資家のリターンは35倍を超え、一部機関投資家のリターンは最大6,200倍に達した。しかし、この熱狂の裏側で、同社共同創業者の李豊氏に関連する仮想通貨業界の過去の論争が再び掘り起こされている。

李豊氏の仮想通貨業界での過去の出来事が再浮上。2017年には李笑来氏らと共に、誇張されたホワイトペーパーや大量の架空のチーム背景を掲げる荒唐無稽なプロジェクト「马勒戈币（MGD）」を立ち上げ、ICOブームの中で資金調達を完了。総調達額は5,000ETHに達した。プロジェクト側は25％を研究開発に充てると約束したが、残りの資金の用途は不明だった。後にプロジェクト名が当局により問題視され「羊駝幣」に改名された。

さらに深刻な告発として、2018年にはCEX創業者のStar氏が、李豊氏に1,500BTCを貸し出したものの返済されず「音信不通」になったと主張。当時の価値は約1,000万ドルで、現在の価格では約1億3,500万ドルに相当する。Star氏は中米両国で訴訟を起こしたが、仮想資産の定義や執行の問題から債権回収は最終的に失敗に終わった。Star氏が公開した契約書によれば、胡志彬氏の保証のもと、両者は借幣契約を更新。2014年12月17日に最初の契約を結び、2016年12月16日に満期となったが、「乙方（李豊）個人の事情により借入期間を延長する必要がある」として2017年3月30日に再契約。しかし李豊氏は再び契約違反し、これがStar氏が借幣未返済を公表する決定的なきっかけとなった。