MACD指標の3つの使い方：👉

1⃣ MACD指標を使って価格トレンドをどう観察するか？
2⃣ MACDゴールデンクロスとデッドクロスで売買ポイントをどう見つけるか？
3⃣ MACD指標のダイバージェンス（乖離）でトレンド転換点をどう見つけるか？

1. MACD指標を使って価格トレンドをどう観察するか？

MACD指標の最も基本的な使い方は、金融商品の取引におけるトレンドを観察することです。最も一般的な用途はFX取引や株式取引です。トレンドには上昇トレンドと下降トレンドの2種類があります。

A: 上昇トレンド：ファーストラインとスロウラインの両方がゼロラインより上にある場合、その商品は一般的に上昇トレンドです。
B: 下降トレンド：ファーストラインとスロウラインの両方がゼロラインより下にある場合、その商品は一般的に下降トレンドです。

2. MACDゴールデンクロスとデッドクロスで売買ポイントをどう見つけるか？

MACD指標で売買ポイントを探すのは、最も一般的な分析方法の一つです。ゴールデンクロスやデッドクロスを見つけることで、買い（ロング）ポイントと売り（ショート）ポイントが分かります。下図はEUR/USDを例にしたものです：

A: ファーストライン（青線）が下から上にスロウライン（オレンジ線）を突き抜けると、ゴールデンクロス（買いまたはロングの良いシグナル）と呼ばれます。
B: ファーストライン（青線）が上から下にスロウライン（オレンジ線）を下抜けると、デッドクロス（売りまたはショートの良いシグナル）と呼ばれます。

· MACDゴールデンクロス
· MACDデッドクロス

3. MACD指標のダイバージェンス（乖離）でトレンド転換点をどう見つけるか？

これはMACD指標の上級的な使い方です。価格の動きとMACD指標が示すトレンドに食い違いがある場合、MACDダイバージェンス（乖離）が発生することがあります。簡単に言えば、投資家の感情や見方が価格トレンドに対して変化し、その金融商品の価格が実際の価値に見合っていないと考えられています。

MACDダイバージェンスの出現は警告信号となり、2種類に分けられ、投資家に潜在的な売買シグナルを提供します：

A: 価格が高値を更新しているのにMACDラインが前回より低くなっている場合、トップダイバージェンス（高値圏乖離）が形成されます。これは価格上昇の勢いが弱まっており、市場が次の上昇を疑っていることを示します。トップダイバージェンス後のデッドクロスは売り/ショートシグナルとみなされます。

B: 価格が安値を更新しているのにMACDラインが前回より高くなっている場合、ボトムダイバージェンス（安値圏乖離）が形成されます。これは価格下落の勢いが弱まっており、市場が次の下落を買い戻しの可能性と見ていることを示します。ボトムダイバージェンス後のゴールデンクロスは買い/ロングシグナルとみなされます。

· トップダイバージェンス（高値圏乖離）
· ボトムダイバージェンス（安値圏乖離）