ついにまともな反発が見られました！昨夜の相場は本当に刺激的で、ビットコインは一気に92,000ドルまで戻し、イーサリアムも再び3,000ドルの大台をしっかりと回復しました。しかし、今回は単なるテクニカルリバウンドではなく、背後に無視できない複数のカタリストがあります。

注目すべきはバンガードの姿勢の変化です。世界第2位の資産運用会社である同社は、これまで暗号資産に対して非常に慎重でしたが、今回傘下の800万人の顧客にブラックロックのビットコイン現物ETFの取引権限を開放するとのこと。この動きは非常に意味深いもので、伝統的金融の保守派が立場を緩め始めており、メインストリーム資金の参入ハードルが実質的に下がりつつあることを意味します。米銀も追随して「資産の1%-4%をデジタル資産に配分することを検討すべき」と顧客に勧めています。

マクロの面でも大きな変化があります。市場はFRBによる12月利下げをほぼ織り込み、さらに重要なのは量的引き締め政策が正式に終了したことです。実際の影響が完全に反映されるのは来年第1四半期になる可能性がありますが、金融市場は常に期待が先行するゲームです。前回FRBが引き締めサイクルを停止した際、市場は3週間で17%も上昇し、この過去の経験は侮れません。

私の見解は、「今回の上昇を普通のテクニカルリバウンドと捉えないほうがいい」ということです。むしろ、機関投資家の大規模な資金流入の前段階とも言えます。

個人投資家にとって注意すべき点は以下の通りです：

上がったからといってすぐ飛び乗ったり、逆に迷ってチャンスを逃したりしないこと。方向よりもペース配分が大事です。

ポジション管理が第一原則です。もし以前からポジションを持っていて含み損だった人も、今はある程度の余裕ができたかもしれませんが、だからといって無計画に買い増すのはNGです。リスクは常にリターンより優先です。

潜在的リスクへの敏感さを保つこと：日本銀行が12月に突然利上げする可能性があり、そうなれば市場は短期的に動揺するでしょう。もし本当に調整があれば、むしろ今まで乗り遅れていた人にとっては2度目のエントリーチャンスになるはずです。