Balancerハック後、ブロックチェーンの「本音」が見えた

Dragonfly CapitalのHaseebが指摘した面白い現象がある。同じBalancerハッキング事件なのに、各チェーンの対応が大きく異なっているんだ。

何が起きたか：

• Berachainのバリデーター → ネットワーク一時停止（エコシステム重視）
• Polygonのバリデーター → ハッカー取引を凍結（トランザクション検閲）
• Sonic → ハッカーアカウントそのものをリセット（最強手段）

ここから見えるもの

理想主義では「コードは法律」だけど、現実のチェーンは動いている。特に規模が小さいエコシステムほど、セキュリティと利用者保護を、プロトコルの絶対性よりも優先する傾向が強い。

つまり、暗号の民主化を掲げながらも、いざという時は中央集権的な判断に頼るわけだ。矛盾してるようだけど、これが現在進行形の暗号ネットワークの現実。

規制当局はこれをどう見るのか、そっちの方が気になる。