チェーンゲームで稼ぐ？それって実は通貨投機の罠かもしれません

ここ数ヶ月、Nyan Heroes、Mavia、Nifty Islandなど数十個のチェーンゲームのエアドロップに参加してきた結果、一つの真実にたどり着きました。現在のチェーンゲームの本質はゲームではなく、NFTとトークンを使ったポンジスキームに限りなく近いということです。

GameFiは理想、現実はマネーゲーム

理論上、GameFiは素晴らしいです。遊んでお金を稼ぐ（Play-to-Earn）、資産の真の所有権、分散型DAO運営…聞こえはいいですが、現実はどうでしょう？

核心的な矛盾がここにあります：トークン価格が上昇し続けるには、買い量が売り量を常に上回る必要があります。しかし現在のチェーンゲームのゲーム品質はWeb2ゲームより圧倒的に低く、お金を稼ぐために無理やりプレイしている層ばかり。本当にゲームを楽しむユーザーはほぼいません。つまり、新規ユーザーが常に参入し続けないとゲームが崩壊するという、まさにピラミッド構造です。

NFTとトークンの関係図を見ると一目瞭然

ほぼすべてのチェーンゲームは同じパターンです：

①ゲーム立ち上げ前→NFTをミント＆販売（ホワイトペーパーで高い特典を約束）

②ゲーム立ち上げ時→NFT保有者に大量のトークンをエアドロップ

③ゲーム本格化後→

• NFT保有者が大量のトークンを保有→相場が高いうちに売却
• 新規ユーザーがNFTを買う→NFT価格がピークに達する
• ゲーム面白くない→新規ユーザー減少→NFT価格暴落、トークン価格も連動暴落

核心ポイント：NFTの価格は誇大化されたレベルに達すると、ほぼ確実に急落します。その時点でプロジェクト側はすでに十分な利益を上げているため、責任を取りません。

STEPNとAxieの轍を踏むな

"歩いて稼ぐ"STEPNを思い出してください。初期ユーザーはボロ儲けしましたが、その後は？新規ユーザーが靴の価格を支える必要があり、常に新規参入者が必要でした。トークン価格が下がると、回収期間が長くなり、最終的には完全に崩壊。これはLunaとUSTCのロジックと全く同じです。

ゲーム品質の現実

正直に言うと、現在のチェーンゲームは：

• グラフィック：貧弱
• ゲームバランス：単純すぎる
• サーバー：頻繁にフリーズ
• ゲーム性：皆無に等しい

もしチェーンゲームが本当に優良なら、なぜNFTやトークン発行に頼る必要があるのでしょう？Honor of Kingsやフォートナイトみたいな超人気ゲームは、別にブロックチェーン要素がなくても成功していますよね。

では、チェーンゲームとどう付き合うべき？

最も安全な戦略：

• 無料エアドロップのみに参加（時間だけがコスト）
• NFT購入は絶対にしない（資本を失う確率が高い）
• 利益が出たら即座に現金化（再投資は禁物）
• トークン価格が高い時点で売り抜ける

裏を返すと：チェーンゲームをプレイするなら、それはゲームを遊ぶのではなく、暗号通貨の短期投機をしているのと同じ。長期保有は推奨しません。

最後に

現在のチェーンゲーム市場は、初期参入者が後発参入者からお金を吸い上げるシステムです。エアドロップで無料参加するのはいいですが、NFT購入や再投資は慎重に。あなたの資金を数えるのはゲーム会社です。あなたではありません。