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ローソク足の48パターン完全ガイド|投資初心者向け基礎講座

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ローソク足とは何か?

ローソク足(キャンドルチャート)は江戸時代の日本で米の価格変動を記録するために開発された手法だ。その後、株価チャート分析に導入され、現在では東南アジア全域で広く使われている。視覚的にわかりやすく、市場の心理状態を素早く把握できるのが最大の特徴だ。

ローソク足48パターンの構造

ローソク足は大きく陽線24種陰線24種に分類される。

陽線(上昇を示す):小陽線、中陽線、大陽線、陽十字星の4種類が、実体の大きさと上下ヒゲの長さによってさらに6パターンずつに細分化される。

  • 実体が大きい = 買い圧力が強い = 後場で上昇しやすい
  • 下ヒゲが長い = 下値支持が強い = 上昇トレンド継続の可能性
  • 上ヒゲが長い = 売り圧力が強い = 下落リスク注視

陰線(下落を示す):小陰線、中陰線、大陰線、陰十字星の4種類で同様に6パターン。

  • 実体が大きい = 売り圧力が強い = 後場で下落しやすい
  • 下ヒゲが長い = 買い支えがある = 反発の可能性
  • 上ヒゲが長い = 売り圧力が強い = さらなる下落のシグナル

実戦で使える5つのローソク足組合せ

1. 明けの明星(アケノミョウジョウ)

下落トレンドの底値圏で現れる反転シグナル。

  • 1日目:強い売り圧力の長い陰線が出現
  • 2日目:下方に跳空して十字足またはハンマー型。前日の陰線とは離れた位置
  • 3日目:強気の長い陽線が出現し、買いが戻る

下落トレンド終了の可能性が高い局面。出来高と組み合わせて判断する価値がある。

2. 宵の明星(ヨイノミョウジョウ)

上昇トレンド内での反転シグナル。明けの明星の逆パターンだ。

  • 1日目:上昇継続を示す長い陽線
  • 2日目:上方に跳空して十字足またはハンマー型
  • 3日目:強い売り圧力の長い陰線

これは売却タイミングまたは利益確定の好機。特に出来高が伴えば信頼度が上がる。

3. 赤三兵(アカサンペイ)

シンプルで実戦的な上昇シグナル。

  • 3日連続で終値が前日より高い
  • 毎日の始値が前日の実体内にある
  • 終値が当日の高値またはそれに近い位置

出現頻度が高く、後場で上昇することが多い。ただし機械的に判断するのではなく、市場環境を考慮する必要がある。

4. 三羽烏(サンワガラス)

赤三兵の真逆のパターン。上昇トレンド内での警告信号だ。

  • 3日連続の長い陰線
  • 各陰線の終値が前日の安値より低い
  • 毎日の始値は前日の実体内
  • 終値が当日の安値またはそれに近い

このパターンは天井圏を示唆し、その後の下落につながりやすい。

5. ツイン・ギャップ・アップ・ダウン

相場の勢い衰退を示す重要なシグナル。

  • 1日目:上昇トレンド継続を示す長い陽線
  • 2日目:跳空高寄り後、終値は陰線に(上方ギャップ残存)
  • 3日目:再び跳空高寄り後、終値は陰線に(前日の陰線を包む)

2日連続で上攻が失敗し、多頭の勢いが減速。島状反転(リバーサルアイランド)のリスクが高まる局面だ。ここは利確か減玉を検討すべき。

重要な注意点

ローソク足分析は強力なツールだが、単体では不十分。常に以下を念頭に置く:

  • 出来高の確認
  • 大局的なトレンド判断
  • 複数の時間軸での分析
  • 市場全体の心理状態

チャートの形だけで判断するのではなく、その背景にある市場心理を読み取ることが成功への鍵だ。

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