昨日、Morphoプロトコルの単日取引量は直接爆発的に増加し、5億2000万ドルを突破して歴史記録を更新しました。この数字は何を意味するのでしょうか？現在、DeFiレンディングのトップ3に食い込み、AaveとCompoundに次ぐ位置に入りました。ピアツーピアレンディングという仕組みは、完全に定着したと言えます。

この取引量の爆発的な増加の背景には、いくつかの明確な推進力があります。機関投資家が取引量の半数以上（52%）を占めており、その中でも最も勢いのある取引は、著名なマーケットメーカーによるもので、単一取引だけで4,200万ドルを超えました。同時に個人投資家も活発で、取引量は前月比180%増となっています。これにより、このプロトコルが小規模なコミュニティからより大きな舞台へと進出していることが伺えます。

取引の種類を見ると、流動性ステーキングトークン（LST）が特に人気を集めています。wstETHは1日で1億8000万ドルの取引量を記録し、rETHも9,000万ドルを突破しました。MorphoはLSTレンディング市場において、すでに非常に堅固な地位を築いています。

技術面のデータも非常に示唆に富んでいます。取引の承認平均時間は15秒以内で完了し、ガス代は従来のプロトコルより約25%節約されています。高頻度取引やアービトラージチームにとって、この効率向上は実質的なアドバンテージとなっています。

市場の深さも非常に優れており、主要な取引ペアの買値と売値の差（スプレッド）はすでに0.3%以内に抑えられており、この水準は中央集権型取引所に近づいています。流動性が十分に確保されているため、大口取引も理想的な価格で成立しやすくなっています。