昨晚のビットコインの下落はそれほど激しくなかったため、今後の上昇確率は比較的高いと考えられます。昨夜の下落の主な原因は二つあります。一つは米国株式市場の下落で、多くの人が米株の崩壊による市場全体の崩壊を恐れたこと。もう一つは、ブラックロック（贝莱德）が多くのビットコインやイーサリアムをCoinbaseに移したことで、市場ではブラックロックが売り崩しを仕掛けている、ETF資金が流出しているとの憶測が広がったことです。

しかし、実際にはあまり慌てる必要はありません。トランプ氏は米国株が本当に崩壊することを許さないでしょう。また、ブラックロックの資産移動は既に行われており、その後の市場動向にはほとんど影響を与えません。多くの人は、機関投資家が売り崩しを行えばその後の相場に影響が出ると考えがちですが、そこには裏に隠された本当の目的があります。

もう一度考えてみてください。資金が激流のように流入しているときに参入するのと、資金が激しく流出しているときに参入するのでは、どちらが賢明でしょうか？普通の人は「資金が流入しているから今が買い時」と考え、追随して買いを入れますが、その結果、他人に儲けさせられるだけです。もしあなたが参入するなら、誰のお金を狙っているのでしょうか？誰があなたの買い注文を引き受けてくれるのでしょうか？機関投資家に頼るつもりですか？

実は、資金が激しく流出し、価格が大きく下落しているときこそ参入の好機です。このタイミングならリスクは低く、後から資金が戻ってきたときに、先に機関投資家の参入資金や追随する投資家のお金を利益として得ることができます。

覚えておいてください。下落局面では、機関投資家は売りながらも買いも行っています。もし全員が売りに回ったら、誰が買い取るのでしょうか？実際のところ、真実は皆が思っているような単純なものではありません。大口はまず売り崩しを仕掛け、その後にさまざまなネガティブな情報を流して散戸（個人投資家）を売らせ、価格を押し下げます。次に、大口は買い注文を入れて買い増しを行います。同時に、先物市場では空売りをして利益を得て、空売りポジションを解消しながら現物を買い集め、買いと売りを繰り返す循環操作を行います。散戸は追随して売り続け、大口は最終的に現物市場で買い増し、売りを控え、保有するポジションを増やしていきます。その結果、先物市場の未決済建玉（U）は増え続け、価格操作の規模は拡大します。

いつ止まるのか？それは大口のポジションが十分に積み上がったとき、または先物市場が逆方向に動き出す必要が出てきたときです。真実を言えば、この最大の大口は無限のビットコインと無限の未決済建玉（U）を持ち、価格を自由に操ることができます。チャートも自由に描き変えられるのです。

上昇局面も同じです。大口は買いながら売りも行い、最終的に高値で散戸にポジションを売りつけます。大きく上昇すると、多くの人が狂ったように買いますが、その買いも実は大口が売り抜けているだけです。大口は善意で市場を盛り上げているわけではありません。彼らは真の目的のために、資金を引き上げているのです。後の上昇も、結局は追随する投資家の買いによって押し上げられているのです。