高山寨に関する私の個人的見解

西双版納のこの隠れた宝石、高山寨には特別な魅力がある。標高1200mの高地に位置するこの村は、雲と霧に常に包まれていて、まるで仙境のよう。私が初めて足を踏み入れたとき、その自然の豊かさに圧倒されたんだ。

森林率が約48.8%もあり、泉や小川、滝が至る所にある景観は息をのむほど美しい。「高山出雲霧、雲霧出好茶」という言葉通り、ここの環境は普洱茶の生産に最適なんだよね。

易武の花香帯の起点とも言われる高山寨。ここのお茶を初めて飲んだ時、その独特の花の香りと繊細な水のように滑らかな口当たりに驚いた。「俊朗な若者」のように活き活きとしたエネルギーを感じるんだ。

村には約120世帯が暮らしていて、ほとんどが易武の先住民である香堂族（彝族の一派）。実は70年代に政府がお茶の木を伐採するよう奨励した歴史があるらしい。これって酷くない？文化的遺産である古茶樹を切り倒すなんて！幸い今は保全されているようだけど。

高山寨のお茶には淡い花の香りがあり、明るい黄色の茶湯が特徴的。香りが優雅で、飲んだ後も杯に香りが長く残る。この香りの奥深さは、現代の大量生産のお茶には絶対に真似できないものだと思う。

ただ最近は観光地化が進んでいるようで、昔ながらの本物の高山寨文化が失われていくのではないかと心配している。時には「観光のために演出された」感じがするのが残念だよね。

それでも、高山寨は私にとって特別な場所であり続けるだろう。自然と人間の共生が美しく調和した、貴重な場所なのだから。