現在の3つの借貸プロトコルの中で、私はKAMINOを最も期待しています。

AAVEのTVLは独走しており、Defilamaでは$27BのTVLが表示されていますが、公式サイトでは$25Bとしています。1年間の純利益は約$80Mで、現在の時価総額は$4.9B、PEは約60倍、MC/TVLは約0.16です。市場は非常に高い期待を寄せており、将来のチェーン上のシティバンクとして位置付けられています。EVM系では対抗する者はいませんし、トークンはほぼ完全に流通しており、買い戻しモードも始まっています。しかし、私はETH上の資金貸出の将来の成長には楽観的ではありません。ETHは最終的には各国のパブリックチェーンの選択肢となるでしょうが、日常のユーザーが使用するパブリックチェーンにはならないでしょう。AAVE上の90%の資産はETHメインネット上にあり、規模は大きいですが、私はその後の使用規模には期待していません。市場が現在与えている評価はすでに過大評価されています。

MorphoはAAVEの最も強力な競争相手で、TVLは$4.76Bです。Morphoは現在「料金スイッチ」をオンにして利益を得ていませんが、オンにすると年間$20Mの利益が見込まれています。現在の時価総額は$600Mで、(FDVは$1.9B)、PEは約30倍、MC/TVLは約0.11です。Morphoのファンダメンタルは良好ですが、今後のトークンロック解除の圧力が大きすぎます。FDVだけを見ると、上昇の余地はほとんどなく、結局TVLはAAVEの5倍以上差があり、FDVは2倍以上しか差がありませんので、現在は高すぎます。

KaminoはSolana上の貸出プロトコルで、TVLは$4B、現在1年の利益は約20M、収益は$103MでMorphoとほぼ同じですが、時価総額は相対的にかなり低く、$300M（FDV $600M）しかありません。PEは約15倍で、MC/TVLは約0.075で、横の比較ではこの3つのプロトコルの中で最も「安い」です。しかし、Solana上のリーディングプロトコルとして、将来の成長空間はAAVEやMorphoに匹敵します。結局、USDCの本拠地はSolanaにあるので、個人的にはSolana上のステーブルコインの持続的な発展を期待しています。したがって、Kaminoは私にとって長期的な価値を持つ良い対象です。現在の唯一の問題は、トークンの継続的なアンロックによる売り圧力です。プロジェクトチームは現在TVLを$10Bに引き上げることに専念しており、価格に心を配っていないことは良いことです。

0.6以下で徐々に買い入れるのは、1年以上持つことができる対象です。